おめでた婚を告げられたら   子供と孫が同時に増える”ダブルハッピー”

少子化や、不妊で悩む人が増えているなかで、子供の誕生は喜ばしい事です。突然のことで驚くでしょうが、順番を気にするよりもまずは娘(息子)と孫が同時に増えた事を喜びましょう。 とはいえ、まずは、本人同士を交え、今後の生活や経済的な問題などをしっかり話し合って確認します。出産後の生活に向けた準備が整っていないなかでのスタートですから、実際には経済的な面も含めた親の援助が必要なこともあります。また、新婦は出産というタイムリミットがあるなかで新居や出産への準備をしていかなければいけません。新婦の母親は特に母体に負担が掛からないように、気を配ってあげましょう。 おめでたいこととはいえ、世間体などを気にする親類がいる場合は、「結婚の準備をしているときにおめでたに気付いて、式の予定を繰り上げた」などという ほうが自然です。もともとお付き合いをしているのですから、結婚話はいずれ出てくるもの、「結婚の準備をしていた」というのは嘘にはなりません。

子供が再婚することになったら   クッション役、サポーターとして支える

親からすると「何も子供がいる人と一緒にならなくても・・・」という気持ちもあるかもしれません。また、逆に自分の子供が、孫を連れて結婚することに 引け目を感じる場合もあります。ですが、一度離婚(または家族を亡くす)という経験をしているからこそ家族の大切にしたいという気持ちが強く、上手くいく ことが多いものです。不安はあるでしょうが、協力して支えてあげましょう。 具体的には、子供に対しては前のパートナー(夫や妻)と比較しないこと。孫に対しては、親に直接言いにくいことでも祖父母になら話せる場合がありますから 普段から何でも話せる空気を作っておき、よきクッション役になってあげましょう。また、実孫と継孫を差別しないように心掛けることも大切です。 子供や孫が相手の家族とうまくやっていけるかどうか詮索したくなりますが、急に親密な家族になることはできません。せかさず、ゆっくり時間をかけて 見守ってあげましょう。 親の世代からすると、まだまだ周囲の目が気になるかもしれませんが、子供がいて、なお結婚に踏み切ったということは、普通の夫婦よりも強い絆で結ばれて いるのです。自身をもって子供が選んだ相手を紹介しましょう。また、近所付き合いの中で、結婚相手や孫について、ついあれこれ経緯を説明したくなりますが 「子供がいる人と結婚したんですよ」とさりげなく紹介したほうが気負わない感じがしてスマートです。

子供が外国人の人と結婚するとき   ”案ずるより産むが易し”という気持ちで。

国際結婚の場合、相手をすぐに判断しようとせずに相手の文化的背景を理解しながらゆっくり「家庭内国際交流」をめざしましょう。また、子供が相手の 国へ行って暮らす場合、両国を行き来するだけでも旅費・交通費の負担は大きくなります。経済的なことも含めて支援が必要です。また、親族などには、紹介 する前に、相手がどのような文化や価値観で育った人か説明しておき、文化的な摩擦を回避してあげましょう。